新規事業システム開発
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【初心者向け】Figmaを使ったワイヤーフレームの作り方!無料テンプレートと基本の使い方

新規事業のアイデアを形にしたい起業家へ。非デザイナーでも迷わない、Figmaを使ったワイヤーフレームの実践的な使い方を解説します。作業を劇的に効率化する無料テンプレートの活用法や、開発チームとスムーズに合意形成するコツなど、MVP検証を成功に導くためのステップが分かります。

【初心者向け】Figmaを使ったワイヤーフレームの作り方!無料テンプレートと基本の使い方
ワイヤーフレームFigma新規事業アプリ開発MVP開発効率化テンプレート

新規事業のアイデアを最短で形にするには、開発チームへ要件を正確に伝えることが重要です。Figmaでワイヤーフレームを作成すれば、非デザイナーでも画面構成を可視化でき、認識のズレによる手戻りや追加費用を防ぐことができます。本記事では、無料テンプレートを活用したFigmaの基本的な使い方から、ワイヤーフレームを使ったスムーズな合意形成のコツまでを具体的に解説します。

Figmaでワイヤーフレームを作成するメリット

Figmaのメリット

起業や新規事業の立ち上げにおいて、Figmaでワイヤーフレームを作成する最大の利点は、チーム全体でのリアルタイムな合意形成が可能な点です。Figmaの共同編集機能により、チームメンバーはブラウザ上で同時にデザインファイルにアクセスし、即座に変更を加えることができます。

あるSaaSスタートアップの事例では、Figmaのリアルタイム共同編集を導入したことで、週に8時間かかっていたデザインレビューの会議が2時間に短縮(75%削減)されました。エンジニアやデザイナーではないビジネス側の担当者も直接画面上にコメントできるため、 開発初期に起こりがちな認識齟齬を未然に防ぐ ことができます。

なお、開発を本格化させる段階では資金調達も重要な課題となります。事業のコアを固めるプロセスと並行して、クラウドファンディングを活用した資金調達のポイント もぜひ参考にしてください。

MVP開発を加速させるFigmaの活用法

MVP開発の図解

新規事業においては、MVP(Minimum Viable Product:実用最小限の製品)の概念をワイヤーフレーム作成段階で適用することが不可欠です。初期段階で最も重要な機能のみに焦点を当てることで、開発リソースの無駄を省き、市場投入までの時間を劇的に短縮できます。

例えば、あるBtoB向け受発注システム開発のプロジェクトでは、MVPの概念を取り入れ、初期機能を「発注機能」「履歴確認」「ユーザー管理」の3つに絞り込みました。その結果、開発期間を想定の6ヶ月から2ヶ月に短縮し、 初期費用を約40%抑えることに成功 しています。

システム開発の初期費用をさらに最適化したい場合は、外部の支援制度を活用するのも一つの手段です。詳しくは システム開発の初期費用を抑える補助金・助成金まとめ を参考に、賢く資金を調達しながらプロジェクトを前進させてください。

また、開発したMVPを実際にユーザーへ公開する段階では、法的なトラブルを防ぐための準備も必要になります。サービスの公開に先立って アプリ利用規約の作り方と必須項目 を確認し、リスク対策も並行して進めておきましょう。

作業を効率化する無料テンプレートの選び方

Figmaコミュニティのイメージ

デザイン経験がない起業家にとって、ゼロから画面を設計するのはハードルが高い作業です。しかし、Figmaの「コミュニティ」機能には、多種多様なワイヤーフレーム用の無料テンプレートが豊富に公開されています。

テンプレートを活用して既存のパーツを組み合わせることで、 ワイヤーフレームの作成時間をゼロから作る場合の半分以下に削減 できます。目的に合わせて以下のようなテンプレートを選んでみてください。

  • iOS/Android向けUIキット: スマホアプリのMVPを開発したい場合。標準的なボタンやナビゲーションバーが揃っており、実機での表示イメージが湧きやすいです。
  • Webダッシュボード用テンプレート: BtoB向けのSaaSや管理画面を作る場合。表やグラフ、サイドメニューのコンポーネントが豊富です。
  • Low-Fi(ローファイ)ワイヤーフレーム: 白黒のシンプルな線と四角だけで構成されたテンプレート。色や装飾に気を取られず、機能配置の議論に集中したい初期フェーズに最適です。

テンプレートを探す際は、Figmaコミュニティの検索窓で「Wireframe kit」や「Low-Fi wireframe」と検索し、「Duplicate(複製)」ボタンを押すだけで自分のワークスペースに無料で取り込めます。

Figmaを使ったワイヤーフレーム作成3ステップ

テンプレート活用の図解

無料テンプレートを手に入れたら、以下の3ステップで実際にワイヤーフレームを作成していきます。

ステップ1:フレーム(キャンバス)を配置する 画面上部の「フレーム」ツールを選択し、右側のプロパティパネルから対象のデバイス(iPhone 14やDesktopなど)を選びます。これがアプリやWebサイトのベースとなる1画面分です。

ステップ2:テンプレートからパーツをコピー&ペーストする 複製しておいた無料テンプレートのファイルを開き、使いたいヘッダー、ボタン、テキスト入力欄などのパーツ(コンポーネント)を選択してコピーします。その後、自分のファイルのフレーム内にペーストして配置します。

ステップ3:テキストを打ち替えて画面を繋ぐ ペーストしたパーツのダミーテキストを、実際のサービス名やボタンの文言(「登録する」「次へ」など)に打ち替えます。複数画面ができたら、Figmaの「プロトタイプ」機能を使ってボタンと次の画面を矢印で繋ぐことで、実際のアプリのようにクリックで画面遷移をテストできます。

なお、Figma以外のツールも含めて作成手順を比較したい場合は、失敗しないワイヤーフレームの作り方と無料ツール もあわせてご確認ください。

開発会社との認識齟齬を防ぐ運用ルール

運用ルールの図解

実際にFigmaで作成したワイヤーフレームのデータを現場で共有・運用する際は、デザインの細部を作り込みすぎないよう注意してください。ワイヤーフレームの本来の目的は、画面のレイアウトや機能の配置について関係者間で合意形成を行うことです。

色やフォントといった見た目の装飾に時間をかけるのではなく、「ユーザーが迷わず操作できるか」「必要なボタンが漏れなく配置されているか」という 機能面の検証に注力すること が成功の鍵です。

また、誰がどの部分を修正したのか分からなくなる事態を避けるため、Figmaのコメント機能を活用して修正意図を明確に残すルールを事前に定めておきましょう。これにより、開発パートナーへの正確な指示出しが可能になり、見積もりのブレを防ぐことができます。

よくある質問

Figmaは無料で使えますか?

はい、Figmaは基本的な機能を無料で利用できるスタータープランを提供しています。個人や小規模なチームでのワイヤーフレーム作成であれば、無料プランでも十分にプロジェクトを進めることが可能です。

デザイン未経験でもワイヤーフレームを作れますか?

可能です。Figmaコミュニティで公開されている無料テンプレートを活用すれば、既存のパーツを組み合わせるだけで直感的に画面構成を作成できます。

まとめ

本記事では、新規事業やアプリ開発を成功に導くためのFigmaを活用したワイヤーフレーム作成法について解説しました。リアルタイム共同編集機能や豊富な無料テンプレートを活用することで、デザイン経験が少ない起業家でも、アイデアを迅速かつ効率的に形にできます。

MVPの概念を取り入れ、必要な機能に焦点を当ててワイヤーフレームを作成することが、開発リソースの無駄を省き、手戻りを防ぐ上で極めて重要です。チーム全体での円滑なコミュニケーションと合意形成を意識し、見た目の装飾よりも機能とユーザー導線の確認に集中して、プロジェクトを着実に前進させましょう。

また、ワイヤーフレームによってプロダクトの要件が明確になったら、並行して資金調達や事業計画の具体化も進める必要があります。創業融資などを検討されている方は、審査に通る事業計画書の書き方と個人事業主向け記入例 なども参考にしながら、ビジネスとしての土台をしっかりと固めていってください。

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ねこ太郎

ねこ太郎

独立系ベンチャーキャピタルでの投資業務を経て現在は研究機関で起業家の成功要因を分析する専門家です。キャピタリスト時代に数多くのアプリやウェブサービスの立ち上げを支援してきた豊富な経験を持っています。その現場での知見と最新の研究データを掛け合わせゼロからのビジネス立ち上げを成功に導くための実践的なノウハウを発信しています。

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